東洋万象学 幸運な人の共通点

人は物事や事象を幸運・不運といった状態に分けがちですが、これを東洋万象学の観点で見ると、幸運の意識が高い人には、性格上2つほどの共通点があるようです。

1) 孤独に弱い
あれっ、って意外と思われるかもしれませんね。
でも、往々にして人ひとりでやれることなんて、たかが知れています。
それは大きな仕事や事業にぶちあたった場合などに痛感する訳です。
どんなに能力が高い人であっても、長期的に見ればひとりでできることなんて数人倍程度かそれ+αが限界です。
しょせん人ひとり24時間しかない制約の中ですから、物事が大きくなればなるほどスタンドプレーはマイナスの結果を広げるしかありません。

そもそも人の運なんてものは、自分一人でなんとかできるもののではなく、集団の中であって掴み取れるものです。
人はだれしもひとりだけで生きていくことなどできませんから、誰からの助けがあって初めて結果を出せる訳です。

孤独に弱いということは、必然的に多くの誰かと繋がざるを得ないることを意味します。
誰かに頼ったり誰かの助けを受けやすい環境を作り出すことになるので、結果としてそれが成果、結果につながりやすい、運を掴みやすい、幸運を享受したすい性向になる、ということです。

逆に孤独に強い人というのは、一人でいることを好みます。
どうしても群れを嫌う傾向になりがちなので、社会生活の中や仕事にあたる場合にはどうしても行動範囲が小さくならざるを得ません。
そうなると、運を掴みにくい、幸運を享受しにくいことになるのです。

東洋万象学の観点で人物鑑定をする場合には、孤独に強いか弱いかが運を掴みやすいか否かの判定基準になってくるのです。

2) 行動は単純明快
これは、対人関係から見た場合によるものです。

幸運を掴みやすい人というのは、対外的に表れる行動パターンというのは非常に単純明快です。
内面的には非常に複雑な思考力と精神構造を持っていながらも、そのことをあまり表面化させず、出来る限り誰もが理解しやすい言葉を使い、行動もわかりやすい性向を持っています。
以下でいうと、D)のタイプですね。
社会生活は人間関係によって成り立っていますから、相手に如何に理解して貰い意向に沿った行動を取って貰うかが重要であり、自分中心に物事を考えて行動してもそれが自分本位で他人に理解されなければ、良い結果はもたらされません。
誰もに理解されやすい、ということは大事なことなんですね。

A) 単純な思考力、精神構造+言動、行動が単純
B) 単純な思考力、精神構造+言動、行動が複雑
C) 複雑な思考力、精神構造+言動、行動が複雑
D) 複雑な思考力、精神構造+言動、行動が単純

A)のタイプは、小さい集団や家族で一丸となって働くようなケースでは、うまくいく性向にあるようです。
逆に、大きな組織の中で仕事人間的な生活に陥ると、発展性のない結果を生み出す傾向にあります。

B)のタイプは、他人が従っていくことが難しいため、いくら力量があっても幸運をつかむことは難しい性向にあります。
補佐役としてはベストなのですが、上司や指導者になった場合には、先を見通した想定パターンを練って実践に移すのが不得手のため、大きな失敗を犯す傾向にあります。

C)のタイプは、組織の長というよりは、逆に一匹狼的な役割や職業に就きやすい性向にあります。
自由業、自営業といった部類でしょうか。
しかし、それでもあえて集団を組んで物事を進めていかねばならない状況になると、あまりうまくいかなくなる傾向にあります。

いずれのタイプが良い、悪いという訳でなく、それぞれに性向と傾向があります。
しかし、いずれにも共通して必要なことは、
・常に視野を広く持って、
・お互いを尊重し認め合いながら、
・正しくキャッチボールができる人間関係を築く
ことに尽きます。
人間社会ですので、いろいろな人がいて社会は成り立っています。
ましてや幸運・不運の判断も人それぞれですので、モノの見方・判断の仕方ひとつで日々の生活は全然違うものになるはずです。

こうした纏めの内容が、少しでも誰かの役に立つことを祈っています。

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