うつむき姿勢は止めましょ!

普段の姿勢、胸張れてますか?
最近人混みや電車の中などで、前屈みで携帯握り締めてうつむき加減の姿勢している人、多いですよね。

でもその姿勢、弊害ばかりなんです。

うつむいた姿勢によっては、首にかかる重さが頭の重量の3~5倍近くになることも。
頭の重さって体重の約10%というから、体重50Kgの人だと15~25Kgぐらいの重さを首からぶら下げることになるんです!
こんな姿勢を続けていると、首痛、背痛、頭痛、腰痛、顎痛、胃腸不具合、肩こり、呼吸不全等々、肉体的な悪影響は結構あるんですよ。

しかも、首の後ろには自律神経があります。
自律神経は体内の生命活動をコントロールする大切な神経で、活動・緊張に関わる働きをする交感神経と、休息・安静に関わる働きをする副交感神経の二種類から成っているでしょ。
しかし、首痛、背痛などでそのその働きが妨げられると、副交感神経の機能が低下していきます。
副交感神経は、胃腸の動きを活発にしたり、血圧や心拍数を下げたり、たまった疲労を回復させたりする大切な神経。
その働きが低下すると、全身倦怠、めまい、のぼせ、発汗異常などの症状が起こりますし、上で挙げた胃腸不全や呼吸不全の発症の原因になってしまいます。
そして何より幸福感を感じる機能が低下するので、悪化すると90%以上の確率で「うつ病」を発症することがわかっています。

暴れん坊将軍で有名な徳川吉宗の教訓にも
「困った時にうつむく者は役に立たず、困った時に仰向く者が役に立つのだ」
とあります。
要は、
”困った時にうつむくような人は、ネガティブな方向にばかり意識がいてしまい役に立たない。
 だからこそ、困った時には天を仰ぎみて大きく深呼吸できるぐらに前向きの気概を持っている人の方が良いのだ”
というなんですよね。

物事がうまくいかなくなった時、人はどうしても他人や周囲の環境のせいにしがちですが、往々にしてその原因の大半は自分自身にあります。

うまくいかない原因、あなたの姿勢にないですか?
もっと胸を張ってまいりましょ!

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