儒教 | 知命立命　心地よい風景〜リベラルアーツ・知性と教養の海原〜

『三国志演義』第十一回劉皇叔北海に孔融を救い、呂温侯濮陽に曹操を破る

2015/10/11 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　策を献じたのは糜竺である。　その策は、北海の孔融と青州の田楷に援軍を要請することであった。陶謙は早速書状を書き、田楷に陳登を、孔融...

『三国志演義』第十回王室に勤めんとして馬騰義兵を挙げ、父の讐を報ぜんとして曹操師を興す！

2015/10/10 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　李傕、郭嘉は、献帝を殺そうとしたが、張済、范疆に諌められ官位を貰って引き下がった。　大権を手にした李傕、郭嘉の手によって再び暴政が始まり...

孔門の説話集『孔子家語』より学ぶ！『論語』に漏れた孔子一門の説話を蒐集した希少本！

2015/10/9 儒教, 書物雑記, 東洋思想

今回は、『論語』に漏れた孔子一門の説話を蒐集したとされる古書『孔子家語』について、触れておきます。論語より学ぶ！人としての「徳」と「命」！...

『三国志演義』第九回暴兇を除いて呂布司徒を助け、長安を犯して李カク賈クに聴く！

2015/10/9 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　董卓を突き倒した男は軍師李儒であり、呂布を殺そうとしているのをなだめに来た時にぶつかってしまったのである。　董卓は李儒に説得されて思いと...

『三国志演義』三国時代に至る数多くの乱世の風「合すること久しければ必ず分かれる」

2015/10/8 儒教, 書物雑記, 東洋思想

『三国志（正史）』を元にして施耐庵あるいは羅貫中によって描かれた『三国志演義』を日々お届けしているところですが、改めてここ三国時代に至るまで...

『三国志演義』第八回王司徒巧みに連環の計を使い、董大師大いに鳳儀亭をさわがす！

2015/10/8 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　カイリョウの進言に劉表は、義が立たぬと言ってカンカイを送り返して孫権の屍と黄祖の交換を約束した。　孫策は父と手厚く葬った。　董卓は長...

『三国志演義』第七回袁紹盤河に公孫と戦い、孫堅江を越えて劉表を撃つ！

2015/10/7 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　程普、黄蓋、韓当の三人の活躍によって劉表の追撃の危機を脱した孫権だが、この一件以降、劉表とは多々対峙することになる。　袁術は韓馥の領土...

『三国志演義』第六回金闕を焚いて董卓兇を行ない、玉璽を匿して孫堅約に背く！

2015/10/6 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　張飛は関の下まで迫ったが、矢石が雨のように降り注ぎやむなく引き返した。　諸侯は三人の勲功をたたえて、袁術に勝利を報じる使者をたてた。　...

『三国志演義』第五回矯の詔発せられて諸鎮曹公に応じ、関兵を破って三英雄呂布と戦う！

2015/10/5 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　曹操を殺そうとした陳宮だが、ここで彼を殺せば義が立たなくなると思い直しその場を去った。　曹操が気が付いた時には彼の姿はなく、急いで陳留の...

『三国志演義』第四回漢帝を廃して陳留位に即き、董賊を謀らんとして孟徳刀を献ず！

2015/10/4 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　「大事が決まっていないのに、みだりに人を殺してはなりませぬ。」と、またも董卓を諌めたのは軍師李儒。　袁術は宝刀をひっさげたまま落ちて行っ...

錬丹術って知ってますか？不死の薬を作る中国最古の書物『周易参同契』には何が書かれている？

2015/10/3 儒教, 易経

錬丹術って知ってますか？錬丹術とは、丹薬（仙薬・金丹）という不老長生の薬を得ようとするものです。以前、錬金術については少し整理してみま...

『三国志演義』第三回温明殿に議して董卓丁原を叱し、金珠を贈って李粛呂布を説く！

2015/10/3 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　「宦官が国の大事をあやまったことは今に始まった事ではない。　　その元凶を除けばよく、諸国の兵を集めるに及ばぬ。」と曹操は言った。　しか...

『三国志演義』第二回張翼徳怒って督郵を鞭うち、何国舅謀って宦官を誅す！

2015/10/2 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　董卓を殺そうとした張飛をあわてて劉備と関羽が引き止めた。「我らは生死を誓った仲。役人を斬って追われよりここを去ろう。」と言い、張飛も「...

『三国志演義』第一回桃園に宴して三豪傑義を結び、黄巾を斬って英雄始めて功を立つ！

2015/10/1 儒教, 書物雑記, 東洋思想

　漢朝は高祖が白蛇を斬って義兵を興し、天下統一をしたのに始まり、後に光武帝の中興があって、以来献帝まで伝わり、ついに三国に分かれた。　この...

『三国志演義』の壮大なる物語に触れてみませんか？史書への精通に裏打ちされた通俗歴史小説のスケール感を楽しみましょう！

2015/9/30 儒教, 書物雑記, 東洋思想

『三国志演義』、正式には『三国演義』は四大奇書の一つで、明の時代に施耐庵あるいは羅貫中によって書かれた中国の通俗歴史小説です。 ※）三大奇書...

福翁百話より学ぶ！福澤諭吉の処世訓話から「独立」「自尊」の精神を読み解け！

2015/7/29 儒教, 書物雑記, 東洋思想

最晩年の福沢諭吉が、訪問してくる客と交わした宇宙観、人生観、処世観、宗教観などといった会話・談話を書き溜めていたものの中から、選び出して独立...

『水戸学』より学ぶ！水戸光圀公に始まり、藤田東湖・会沢正志斎らが興した「国体」思想の源流について！

2015/7/23 儒教, 書物雑記, 東洋史観

江戸時代前期に水戸藩で生き、水戸黄門様として今も親しまれている徳川光圀公は､十八才の時に史記の伯夷伝を読んだことをきっかけに大きく変貌し、や...