司馬江漢は、狩野古信に学び、さらに鈴木春信に浮世絵を、のち宋紫石から南蘋派を学んだ江戸時代の絵師、蘭学者で、浮世絵師の鈴木春重は同一人物です。
浮世絵美人画の第一人者・喜多川歌麿!様々な制約に屈することなく新しい表現手段を模索し続けた生涯の傑作を見よ!
歌麿の傑作「雪月花」 消えた”深川の雪”
広重の連作「東海道五十三次」は、スタートの江戸とゴールの京都を合わせて五十五枚だったのね!
葛飾北斎の傑作「富嶽三十六景」は、四十六景だって知ってました?
三大風景画のひとつと言わしめる「木曽街道六十九次」!広重と英泉による合作全71枚の揃物を見よ!
北斎晩年の鬼気迫る作品群を見よ!この多才にして非凡なる、終生進化し続けた才能に触れてみようではないか!
平賀源内の影響を受けて小田野直武より西洋画法を学び、腐蝕銅版画の製法を修得して日本最初の銅版画を創始すると共に、油彩画も制作、西洋画法による日本風景図を確立した上、晩年は西洋科学の紹介者としても活躍したマルチな才能を遺憾なく発揮した人物です。
歌川広重の保永堂版「東海道五十三次」には元絵が存在し、それは司馬江漢作の画帳であるといったまことしやかな伝説を流布される程の腕を持っていた絵師でもあります。(実際には、司馬江漢は「江漢に江漢なし」と言われる程、贋作者の多い画家でもあり、「東海道五十三次」の件に関しては、江漢作と称する画帖そのものが、後世(昭和以降)に描かれた贋作であるというのが本当のところです)
このマルチな才人・司馬江漢を、一度ご堪能ください。
肉筆浮世絵(鈴木春重)
洋風画
銅版画