(24)地雷復(ちらいふく):䷗:復。亨。出入无疾。朋来无咎。反復其道。七日来復。利有攸往。(一陽来復の時)

以前に、易経に最低限必要な解説を読み方を整理させて頂きましたので、今回から実際に易を占ってみた結果の六十四卦の個々の解説を行っておきたいと思います。
当たるも八卦、当たらぬも八卦 易経って何?
易経 本来の在り方を知ることが大事です。
干支から見る、2014年甲午から2015年乙未の解明・啓示

【【卦辞】】
 卦の全体的な意味の記述
 本卦の「卦辞」の解説は総合的な内容なので、7割程度ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 【本卦】
 爻辞は三爻となります。
 本卦なので、今の自分に対する答えとなります。

【【爻辞】】
 卦を構成している6本の爻位の意味の説明
 解説は3割ぐらいの比率で読んでいけば良いとされています。
 いずれにしても、二爻以上変ずるときは本卦の卦辞を見るのが妥当です。
 【之卦】
 爻辞は三爻となります。
 之卦なので、今後の展開を暗示する内容です。
 【互卦】
 互卦なので、現実を解決するひとつの手がかりや伏されている事情、介在するものや状態、内部事情、時間的な進捗状況を示すものです。
 【裏卦】
 爻辞は三爻となります。
 裏卦なので、裏に含まれている動きや生活し、隠されている本心を判断するものです。
 【賓卦】
 爻辞は四爻となります。
 賓卦ですので、物事を相手側から見た場合の状況を示すものです。

六十四卦を占う詳細については、以下を参考にしてください。
易経 実際に占う方法です
易経 実際に易を占ってみましょう。
その上で、占った結果については、以下も参照してみてください。
易経 六十四卦配列早見表!

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では今回は、『地雷復』についてです。

【卦辞】
地雷復の時は、永い冬が去って、やっと春が立ち帰ってきた、エンジン始動の時です。
しかし、開運の入り口にやっと立ったところですから、順を追って小さなことから進んでいきましょう。
地雷復の時、あまりに性急ですと、スタート地点にまで立ち帰り、元の木阿弥になってしまいます。
また、繰り返して行なうことで成功の得られる時でもあります。
この機に諦めていたことにもう一度チャレンジしてみましょう。
願いごとはかないます。
どのように動いても障害はありません。

1.復活の時。
2.元の状態に戻る。
3.同じことを繰り返して成功する時。
4.成功するか、元の木阿弥になるかの分かれめ。
5.再チャレンジの時。
6.急がず慌てず大切に育てる。
7.十二月(十二消長卦)

【初爻】
今は実力を蓄えて帰る準備をする段階です。
あなた自身のことを振り返って欠点や過ちを正すことです。
わが身を修め、行ないを改めるならば、後悔することはなく、大吉です。
良い時です。

【二爻】
もう一度チャレンジする時です。
立派に正しい道に帰る。吉です。
身近な良い人達と仲良く帰ることです。
良い時です。

【三爻】
迷いに迷い、意志が弱く、気持ちが動揺しては失敗を繰り返しやすい時です。
軽はずみに行動しては過失を犯しますが、そのたびに正道に帰ることを忘れなければ、問題はありません。
じっくりと先を見通して動くことです。

【四爻】
悪い仲間と手を切って、独立独歩でわが道に立ち帰る時です。
途中から一人だけ正しい道に帰りましょう。

【五爻】
人に頼らず、自分の誠をもって対処していく時です。
中庸を守り、みずから考えていくならば、問題はありません。
真面目さがあなたの取り柄なのです。
良い時です。

【上爻】
正しい道に立ち帰るべき地雷復の時に、天道に背き、自分の過ちを改めることをまったくしなかったことへの当然の報いを受ける時です。
天災と人災に遭う凶の時期です。
大きな事を行なえば、十年間はダメージが続くものと覚悟することです。
あなたの考え方、進み方に問題点があります。
よく反省し、改めましょう。

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