七大タイトルに見る奥深い将棋の世界!

先日、将棋の第73期名人戦七番勝負の第5局が行われ、170手で後手の羽生善治名人が挑戦者の行方尚史八段を破り、対戦成績を4勝1敗として通算9期目の名人位を獲得したというニュースが飛び交っていました。
で、そもそも名人、王位、王座、棋聖ってどう違うの、ってのが疑問だったのでちょっと整理しておこうと思います。

そもそもこうした称号は、現在7つのタイトル戦というものがあり、その優勝者にはそれぞれの称号が与えられるという仕組みです。
通の方は、称号だけでどのタイトル戦の優勝者だったかが直ぐにわかるというものですね。
しかも、それぞれのタイトル在位者にはタイトル称号が与えられ、在位中は段位ではなく称号で呼称されるということになっているのだそうです。
ちなみに7大タイトルには格付けがあるそうで、その順番毎に、ざっと以下表にしてみたので参考にしてみてください。
ちなみに先日名人戦で優勝された羽生善治氏は、現在、第73期名人(2期連続)であり、第55期王位(4期連続)であり、第62期王座(3期連続) であり、第85期棋聖(7期連続) の4タイトルを持たれているそうな。
どの称号で呼ぶのが最もふさわしいのでしょう???

棋戦名 主催 開始年度 称号 番勝負 持ち時間 日数 永世称号 連続 通算
竜王戦 読売新聞社 1988年 竜王 七番 各8時間 2日 永世竜王 5期 7期
名人戦 毎日新聞社,>朝日新聞社 1937年 名人 七番 各9時間 2日 永世名人 なし 5期
棋聖戦 産業経済新聞社 1962年 棋聖 五番 各4時間 1日 永世棋聖 なし 5期
王位戦 新聞三社連合,神戸新聞社,徳島新聞社 1960年 王位 七番 各8時間 2日 永世王位 5期 10期
王座戦 日本経済新聞社 1983年 王座 五番 各5時間 1日 名誉王座 5期 10期
棋王戦 共同通信社 1975年 棋王 五番 各4時間 1日 永世棋王 5期 なし
王将戦 スポーツニッポン新聞社,毎日新聞社 1951年 王将 七番 各8時間 2日 永世王将 なし 10期

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