ビジネスアイデアメモ:
パワーストーン。
宝石の中でもある種の特殊な力が宿っていると考え、身に付けるなどして一般的にも活用されているあの石です。
古くからは、希少価値の高いタイヤモンドやルビー、サファイヤなどが金銀と等価の付加価値を持って取引されていますが、日本でも80年代にニューエイジムーブメントが流行り、21世紀にはスピリチュアルブームなどの影響もあって一般化するようになっています。
いろいろな理由付けがあって大事にされている方も多いので、効力や癒しの領域のことはひとまず脇に置いて、ここではビジネスとして考えたときの目の付け所について考えてみましょう。
紙幣・貨幣でもそうですが、皆が共通認識として価値があると思えば、それに対しては価値が付きます。
河原に行けばごろごろしている単なる石では希少価値はありませんが、金銀プラチナしかり、ダイヤなどの鉱石もしかりで、手に入りにくいもの、数が少ないものに対しては、高い価値が付く訳です。
誰しもが価値を認めるもの、かつ希少価値のあるもの。
ここが、ひとつの大きなビジネスポイントです。
ではパワーストーンはどうでしょう。
言い方は悪いですが、ちょっときれいな単なる石ころです。
この価値が認められるまでは、ごく一部を除いて見向きもされませんでしたし、今風に言えばニッチでマニアな品であったはず。
それを、効力や癒しという付加価値を付けたことで、原価の数十倍、数百倍という高い価値が付く訳です。
皆が納得でき、共感できるような付加価値を付けること。
ここが、もうひとつの大きなビジネスポイントでしょう。
そういった目線でみれば、意外といろんなものにビジネスのアイデアは見いだせますね。
前者であれば、アンティーク、過去の遺跡、希少な古い書物・芸術作品。
後者であれば、
・成分効果が他にはない水や温泉水。
私の地元大分ですと、世界でも珍しい炭酸水の温泉がありますが、これは希少価値と健康という相乗効果がフィットするはずです。
・無人島や過疎化が進む土地。
衣食住を保証できる環境を整えれば、人が住まなくなったり利用価値の薄い無人島・過疎化が進む土地などは、癒しや週末ないしは中長期の休暇や安息を得る場所として、提供できるはずです。
長期定住という切り口ではなく、あくまでもスポットでの訪問場所という考え方です。
電気・ガス・水道と居住空間が確保できれば、あとは食などは移送経路を確保するなど手段はいくらでもあるはずです。
・etc.
などなど、いくらでもアイデアは出てきそうです。
検討事項: