「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀前半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第44弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀前半)】
◆ドグラ・マグラ 夢野久作 1935年
◆村の家 中野重治 1935年
◆盲目の梟 へダーヤト 1935年
◆グリーン・チャイルド ハーバート・リード 1935年
◆ハーバート・リード自伝 ハーバート・リード 1940年
◆雪国 川端康成 1935-48
◆日本の橋 保田與重郎 1936年
◆ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学 フッサール 1936
◆雇用、利子および貨幣の一般理論 ケインズ 1936
◆Juan de Mairena マチャード 1936年
◆「複製技術時代の芸術作品」精読 ベンヤミン 1936年
◆短編集 プレームチャンド 20世紀前半
◆風と共に去りぬ ミッチェル 1936
◆宮本武蔵 吉川英治 1936~39
◆人を動かす デール・カーネギー 1936年
◆道は開ける デール・カーネギー 1944年
◆人生をいかに生きるか 林語堂 1937年
◆フェルディドゥルケ ゴンブローウィッチ 1937年
◆遺伝学と種の起原 テオドシウス・ドブジャンスキー 1937
◆経験と教育 デューイ 1938
◆嘔吐 サルトル 1938
◆存在と無 サルトル 1943
◆自由への道 サルトル 1945~49
関連