This is ” KABUKI ” ( ノ゚Д゚) もっと歌舞伎を楽しもう!(41) 歌舞伎十八番・不破

歌舞伎は世界に誇る、日本の伝統芸能です。
しかし、元々400年前に登場したときには、大衆を喜ばせるための一大エンターテイメントだったのです。
なんとなく難しそうなので、ということで敬遠されている方も多いのかもしれませんが、そもそもは庶民の娯楽だったもの。
一度観てみれば、華やかで心ときめく驚きと感動の世界が広がっているのです。
しかも歌舞伎は、単に400年もの間、ただただ伝統を受け継いできただけではありません。
時代に呼応して常に変化し、発展・進化してきているのです。

This is ” KABUKI ” ( ノ゚Д゚) もっと歌舞伎を楽しもう!(4) 演目の分類と一覧について
前回は歌舞伎の演目をざっと整理してみましたので、ここからは具体的な演目の内容について触れてみましょう。
今回は、歌舞伎十八番の中から『不破』です。

。。不破伴左衛門と名古屋山三の二人の主人公が、一人の遊女を巡って争う。という物語。

 全盛の傾城葛城を自分のものにしようと、恋の達引をする不破伴左衛門と名古屋山三郎とが「鞘当」をする物語です。
初演は延宝8年(1680年)と言われていますが、現在では上演されることが少なくなってしまった演目の1つで、
昭和8年(1933)1月、市川三升が復活した作や、昭和34年(1959)5月、前進座が復活した作があります。
なお、現在上演されている『鞘当』は、文政6年(1823)に上演された四代目鶴屋南北作『浮世柄比翼稲妻』の中の一場面を独立させたものであり、これを「歌舞伎十八番之内」とはしていません。

『不破』

主人公の「不破 伴左衛門」と、色男系の「名護屋 山三」は主君の盗まれた家宝を探す仲間でした。
「名護屋山三」と遊女の「葛城」が恋人同士でです。
「葛城」が名護屋をだましていないか確かめに会いにいった不破は、ついうっかり葛城に惚れてしまい、名護屋に非難されて草履で打たれたりして、自分を恥じて自害します。
見どころは、序盤の不破と名護屋の言い争い、不破が葛城に惚れてしまう色っぽい場面、不破の草履打ち、などです。

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