【東洋医学】「自然治癒力」を高める考え方 事始め!

私たちの体には本来、病気を治そうとする“自然治癒力”が備わっています。

しかし、普段私達が受けている一般的な治療は、西洋医学と呼ばれる「悪いところは薬やメスで取り除く」という考え方に基づいています。
これは体のどこに障害が起こっているのかを検査し、その部分を集中的に改善するのが治療の基本なので、ガイドラインに沿った標準治療を行い、心と体を分けるという考え方になってしまいます。

今後、ここで整理していこうと考えている東洋医学は、「自然治癒力」を高め引き出すことで健康維持や病気の改善を目指すもので、体全体の調和を図ることで部分も改善させる、要は心と体を一体と考えることを基本とした、故人の“証”を重視した個別治療です。

「自然治癒力」とは、簡単に言えば「自分の力で体を治そうとする力」のことです。
この自然治癒力というものは非常に大切で、人の体というものはどんなに良い治療、薬を摂取しても、この自然治癒力がなければ回復しません。
「自然治癒力」自体は人が元来持っているもので、仮にこの力がまったく無いと、病気になったときに回復することができなくなり、命を失ってしまうでしょう。
この「自然治癒力」は、「免疫」と考えてもよいでしょう。

近年、経済不安やストレス社会等からの影響でしょうか、自然治癒力が低下しすぎてしまい、なんとなく調子が悪い「未病」という状態の方が急増しています。
そんな中、薬で体を治すことはできるかもしれませんが、その副作用や強い効果のために別のところへ悪影響を及ぼしたり、体へ何がしらかの負担をかけているという点では、本質的な体の治し方とは異なるやり方を取っていると言えなくもありません。
毒をもって毒を制す、要はガン治療における抗がん剤のようなものです。

人の体というものは、本来自らの力で治すという力を持っているもの。
一つの器官の不調だけを重視するのではなく、体全体のバランスを整え、体が本来備えている「自然治癒力」というものを最大限活かすという点からも、この21世紀に東洋医学というものが注目を浴びているのでしょう。

東洋医学では、「陰陽五行説」などの東洋思想に基づき、人間の体も自然の一部としてとらえることで、体質を改善して病気になりにくくすることを目的としています。
医者が出してくれる薬にばかり頼るのではなく、自らの健康を自らで管理・制御するということを、今後の整理の中で一緒に考えていっていただければと考えています。

どうぞよろしくお願いします。

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