私達の日常を取り巻く文字の中で、普段あまり使われることがなくなってきた漢字も数多あります。
しかし、こうした漢字の中には非常に美しいものや、はっと気づかされる意外なものがあります。
手書きで文字を書く習慣もますます少なくなってきていますが、普段使用頻度の低い漢字を顧みることで、新たな再発見をして欲しい。
そんな思いで、何回かに渡って美しい漢字を整理してみたいと思います。
ふとした折にこれらの漢字を使って、センスの良さをアピールしてみる、なんてのもいかがですか。
今回は、前回にひきつづき旅行にこだわってみたいと思います。
【間之町通】あいのまちどおり
・京都市内の南北の通りの一つ。北は丸太町通から南は七条通のやや南まで。
【阿吽庭】あうんてい
・右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山の寺院妙心寺にある庭。
【秋里籬島】あきさとりとう
・ 江戸中・後期の読本作者・俳人。
【愛宕山】あたごやま
・京都府京都市右京区の北西部、山城国と丹波国の国境にある山
【五月満月祭】うえさくさい
・鞍馬寺にて五月の満月の夜に、聖水を捧げ、灯を供え、尊天・大魔王尊に祈る祭り。
【植治】うえじ
・江戸時代の宝暦年間から続く造園。近代日本庭園の先駆者とされる作庭家、庭師小川治兵衛の通称。
【円爾弁円】えんにべんえん
・ 鎌倉中期の臨済宗の僧。東福寺の祖。駿河生。号は円爾房、謚号は聖一国師。
【霊屋】おたまや
・死者の霊魂を祭ってある堂。葬送の前に一時遺骸を安置する所。墓の上にのせる小さい屋形。上屋。雨覆い。野屋。
【大原女】おはらめ
・山城国大原(京都府京都市左京区大原)の女子が薪を頭に載せて京の都で売ること
【勧修寺】かじゅうじ
・京都市山科区にある門跡寺院。真言宗山階派大本山。山号を亀甲山と称する。
【釜座通】かまんざどおり
・京都市の南北の通りの一つ。北は下立売通から、南は三条通まで
【御香水】ごこうすい
・京都市伏見区にある神社。式内社で、旧社格は府社。通称御香宮、御幸宮。
【御幸町通】ごこまちどおり
・京都市内の南北の通りの一つ。寺町通の一本西にあたり、北は丸太町通から南は五条通まで
【許波多神社】こはたじんじゃ
・京都府宇治市にある神社である。式内社(名神大社)「許波多神社」の比定社
【厳有忌】ごんゆうき
・大本山萬福寺で行われる徳川家の法要
【塩竃祭】しおかまさい
・平安時代の六歌仙・在原業平が晩年に過ごした十輪寺で行われる催事
【直指庵】じきしあん
・京都市右京区にある浄土宗の寺院。山号は祥鳳山。
【十牛の庭】じゅうぎゅうのにわ
・京都市左京区一乗寺にある臨済宗南禅寺派の寺院圓光寺にある庭。洛北で最も古いと言われる栖龍池と水琴窟がある。
【赤山禅院】せきざんぜんいん
・平安時代に慈覚大師 円仁の遺命によって創建された、比叡山延暦寺の塔頭。
【仙洞御所】せんとうごしょ
・京都府京都市上京区にある、皇位を退かれた天皇のお住まいの事。
【泉涌寺】せんにゅうじ
・京都市東山区泉涌寺山内(やまのうち)町にある真言宗泉涌寺派総本山の寺院。山号は東山または泉山。
【糺の森】ただすのもり
・京都市左京区の賀茂御祖神社(下鴨神社)の境内にある社叢林
【渡月橋】とげつきょう
・川左岸(北側)と、中州である中ノ島公園の間に架かる橋で、全体が右京区にある。
【仁和寺】にんなじ
・京都市右京区御室にある真言宗御室派の大本山。大内山と号する。
【英一蝶】はなぶさいっちょう
・日本の江戸時代中期(元禄期)の画家、芸人。
【白砂檀】びゃくさだん
・長方形の盛り砂
【麩屋町通】ふやちょうどおり
・京都市内の南北の通りの一つ。北は丸太町通から南は五条通まで。
【遍照寺山】へんじょうじさん
・京都市右京区にある真言宗御室派準別格本山の寺院。
【先斗町通】ぽんとちょうどおり
・四条通より南側に続く通り(下京区)。正しくは西石垣通(さいせきどおり)
【御阿礼神事】みあれしんじ
・5月12日夜に行われる京都賀茂別雷神社の祭事。御阿礼祭ともいう。
【三巴の庭】みつどもえのにわ
・上京区の堀川通と小川通に挟まれた寺之内の一角にある本法寺の庭。
【深泥池】みどろがいけ
・京都市北区上賀茂深泥池町および狭間町にある池および湿地
【壬生寺】みぶでら
・京都市中京区壬生にある律宗大本山の寺院。本尊は地蔵菩薩、開基は園城寺(三井寺)の僧快賢
【無鄰菴】むりんあん
・山縣有朋の別邸で七代目小川治兵衛の作庭。
【矢代田楽踊り】やしろでんがくおどり
・右京区京北矢代中町の日吉神社に伝わる府指定無形民俗文化財の踊り
【柳馬場通】やなぎのばんばどおり
・京都市内の南北の通りの一つ。北は丸太町通から南は五条通まで。
【山鉾】やまほこ
・神社の祭礼に引かれる屋台の飾り物の一つ。
【龍安寺】りょうあんじ
・京都府京都市右京区にある臨済宗妙心寺派の寺院。妙心寺の境外塔頭寺院である。
【冷泉家】れいぜいけ
・近衛中将に代々任官された羽林家と呼ばれる家柄の公家。御子左家(二条家)の分家。
【路頭の儀】ろとうのぎ
・斎王代(後述)をはじめとする女人列