先週フランス・パリで起きたイスラム過激派によるテロ攻撃に反対するため、パリ中心部で370万人を超える歴史的な反テロ集会が開かれました。
平和な日本にいると、こうしたニュースも他人事のように感じられてしまいますが、ネット上で各国のニュースを見ると、どこでも後世に残る歴史的な奇跡の一日として報道されています。
何がそこまで報道を加熱させているのか?
それは、この反テロ集会がフランス一国によるものではなく、国境を越えて世界各国の指導者が集まり、この大規模な集会に参加した意義にあります。
フランスのオランド大統領の呼びかけにより、大勢の群衆が押し寄せただけでなく、イギリスのデヴィッド・キャメロン首相、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、スペインのマリアーノ・ラホイ首相、日本からは鈴木庸一駐フランス大使といった世界各国の指導者達が参加し、そして何よりも国家同士の緊張感の続くイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とパレスチナ暫定自治政府のマフムード・アッバス議長が一堂に会して団結を示したことは、歴史上前例のない奇跡の出来事となっています。
年々過激になりつつある世界情勢にあって、今回の出来事は未来の私達に多くの希望を抱く気持ちにさせてくれるニュースでした。
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フランス全土で反テロ集会、史上最多の370万人参加
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