残心 日本人の精神性と美学について!

残心とは日本の武道および芸道において用いられる言葉です。

残身。
残芯。

いすれも、だらしなくない事や気を抜かない事や卑怯でない事を表すもので、常に心が途切れないという意味ですね。
こうした心構えは、武道や芸道に限らず、生きるにあたっての緊張感と相対する人への尊敬の念によって成り立つものです。

・美しい身のこなし。
・正しい行儀、所作。
・他者への礼儀と尊重。

こうした高い精神性が、日本人にはひとつの美学として息づき、DNAに組み込まれているはずです。
荒ぶる魂のままでは、人は生きていけません。
その場限りの場当たり的な思考や行動を見直し、大局を俯瞰できる知性と高い精神修養をひとつの美学としてとらえること。

そんな所作を誰しもが身につけていければ、日本は世界中が憧れるもっとカッコ良い民度の高い国になっていくに違いありません。
そろそろ下を見ること、低いレベルに堕ちることは止めにいたしましょう。

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