「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀前半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第45弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀前半)】
◆禅と日本文化 鈴木大拙 1938
◆日本的霊性 鈴木大拙 1944
◆ヒクメット詩集 ヒクメット 20世紀半ば
◆怒りの葡萄 スタインベック 1939
◆肝っ玉お母とその子供たち ブレヒト 1939
◆チボー家の人々 マルタン・デュ・ガール 1940
◆心は孤独な狩人 マッカラーズ 1940
◆ある数学者の生涯と弁明 ハーディ 1940
◆セチュアンの善人 ブレヒト 1940年
◆コーカサスの白墨の輪 ブレヒト 1944-45
◆生物の世界 今西錦司 1941
◆国語学原論 時枝誠記 1941年
◆自由からの逃走 フロム 1941年
◆資本主義・社会主義・民主主義 シュンペーター 1942
◆異邦人 カミュ 1942年
◆シーシュポスの神話 カミュ 1942
◆ペスト カミュ 1947年
◆転落 カミュ 1957年
◆荒野のおおかみ ヘッセ 1927年
◆ガラス玉演戯 ヘッセ 1943年
◆古代研究 折口信夫 1929~30年
◆死者の書 折口信夫 1943年
◆李陵 中島敦 1943
◆ちいさな王子 サン=テグジュペリ 1943年
◆曠野の花 四部作 石光真清 1943~58
◆隷従への道 ハイエク 1944
◆大転換 ポランニー 1944年
◆伝奇集 ボルヘス 1944年
◆生命とは何か シュレーディンガー 1944
◆科学的自伝と遺稿 マックス・プランク 20世紀
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