「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀前半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第43弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀前半)】
◆大地 バック 1931
◆喪服の似合うエレクトラ オニール 1931年
◆夜への長い旅路 オニール 1940年
◆氷人来たる オニール 1946年
◆すばらしい新世界 ハクスリー 1932年
◆夜の果ての旅 セリーヌ 1932年
◆ラデツキー行進曲 ロート 1932
◆観念の冒険 ホワイトヘッド 1933年
◆アジアにおける一野蛮人 ミショー 1933
◆大邸宅と奴隷小屋 ジルベルト・フレイレ 1936年
◆Order and Progress ジルベルト・フレイレ 1959年
◆吉野葛 谷崎潤一郎 1931
◆春琴抄 谷崎潤一郎 1933年
◆陰翳礼讃 谷崎潤一郎 1933
◆細雪 谷崎潤一郎 1943-48
◆鍵 谷崎潤一郎 1956年
◆日本資本主義分析 山田盛太郎 1934
◆科学的発見の論理 ポパー 1934
◆ビルマの日々 オーウェル 1934年
◆動物農場 オーウェル 1945年
◆1984年 オーウェル 1949年
◆歴史の研究 トインビー 1934~61
◆理性と実存 ヤスパース 1935年
◆風土―人間学的考察 和辻哲郎 1935年
◆北回帰線 ヘンリー・ミラー 1934
◆南回帰線 ヘンリー・ミラー 1939
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