「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀前半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第38弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀前半)】
◆遠野物語 柳田國男 1910
◆青年と学問 柳田國男 1926
◆木綿以前の事 柳田國男 1939
◆海上の道 柳田國男 1961
◆ざくろ石の腕輪 クプリ-ン 1911年
◆数学入門 ホワイトヘッド 1911
◆善の研究 西田幾多郎 1911年
◆西田幾多郎哲学論集 西田幾多郎 1935-46年
◆西田幾多郎随筆集 西田幾多郎 20世紀前半
◆芸術における精神的なもの カンディンスキー 1912
◆経済発展の理論 シュンペーター 1912
◆哲学入門 ラッセル 1912
◆赤光 斉藤茂吉 1913年
◆イデーン フッサール 1913年
◆息子と恋人 D.H. ロレンス 1913年
◆プロシア士官 D.H. ロレンス 1914
◆恋する女たち D.H. ロレンス 1920年
◆チャタレイ夫人の恋人 D.H. ロレンス 1928年
◆生の悲劇的感情 ウナムノ 1913年
◆失われた時を求めて プルースト 1913-27年
◆生の闘争 大杉栄 1914年
◆十二支考 南方熊楠 1914-23年
◆あらくれ 徳田秋声 1915年
◆家と世界 タゴール 1915
◆人間の絆 モーム 1915
◆変身 カフカ 1915年
◆審判 カフカ 1925年
◆城 カフカ 1926年
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