「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第48弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆はかない人生 ホワン・カルロス・オネッティ 1950

◆孤独な群集 リースマン 1950

◆全体主義の起原 アレント 1951年

◆ライ麦畑でつかまえて サリンジャー 1951

◆ハドリアヌス帝の回想 ユルスナール 1951年

◆モロイ ベケット 1951年

◆マロウンは死ぬ ベケット 1951年

◆ゴドーを待ちながら ベケット 1952年

◆名づけえぬもの ベケット 1953年

◆勝負の終り ベケット 1957年

◆クラップの最後のテープ ベケット 1958年

◆見えない人間 エリソン 1952年

◆やし酒飲み チュツオーラ 1952年

◆老人と海 ヘミングウェイ 1952

◆見えない都市 カルヴィーノ 1952年

◆木のぼり男爵 カルヴィーノ 1957年

◆なぜ古典を読むのか カルヴィーノ 1959年

◆日本政治思想史研究 丸山眞男 1952

◆現代政治の思想と行動 丸山眞男 1956

◆黒い皮膚・白い仮面 ファノン 1952

◆デオキシリボ核酸の構造 ワトソン&クリック 1953

◆論理的観点から クワイン 1953年

◆バラバ ラーゲルクヴィスト 1953年

◆失われた足跡 カルペンティエール 1953年

◆哲学探究 ウィトゲンシュタイン 1953

◆オギー・マーチの冒険 ベロー 1953年

◆宙ぶらりんの男 ベロー 1964年

◆フンボルトの贈り物 ベロー 1976年

◆日本文壇史 伊藤整 1953~73

◆ひかりごけ 武田泰淳 1954年

◆国民文学論 竹内好 1954

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