J・ガイルズ・バンド(The J. Geils Band)はアメリカのロック・バンド。
70年代は「アメリカのストーンズ」と評されたバンドであったが、1980年からは音楽性が少しずつ変化しはじめる。
1981年発表のアルバム『フリーズ・フレイム』からシングルカットされた「堕ちた天使」は印象的なイントロのフレーズとセクシーなミュージックビデオが話題となり、翌年2月から6週間に渡って全米1位を記録する大ヒットとなった。
ニュー・ウェイヴ的なノウハウもちりばめた斬新な音作りで、結成以来15年の長い苦労を一気に実らせ、黒人音楽への愛情と敬意を下敷きに、彼らならではの独自のサウンドをつかみとった、躍動感みなぎる1枚となるものの、産業ロックに走ったとの批評もあった。
しかしこの成功を機に1983年にピーター・ウルフがソロ活動のため脱退、バンドは1985年に活動を停止した。
アルバム「フレイム Freeze Frame」(1981年 全米1位、全英7位)
シングル「堕ちた天使 Centerfold」(全米1位 6週連続、全英3位)
シングル「Freeze Frame」(全米4位、全英27位)
アルバム「Showtime! (live)」(1982年 全米23位)
シングル「Flamethrower」(全米20位)
シングル「I Do」(全米24位)