以前、開運・招福の縁起アイテムを幾つか挙げましたが、今回はそれらを含めて福を招くものを一斉に整理してみたいと思います。
それにしても思うのは、日本人というのは神様、仏様だけでなく、ホントにいろいろなものを縁起アイテムとしてなぞらえ、それらを心から愛好しているなあ、というところです。
身近なものを縁起の良いものとして日常の生活の中に取り巻かせ、自らに開運を呼び込もうとする所作は、古来からの智恵のひとつなのかもしれません。
こうしたものをうまく取り入れることで、あなたに沢山の福が訪れますように。
【干支】
・2015年は未年!羊と開運にまつわるエトセトラ。
子年(鼠) → 子孫繁栄
丑年(牛) → 学問成就、芸術や物作の才
寅年(虎) → 魔除け、邪気祓い、守り神
卯年(兎) → 長寿、災難除け、悪運除け
辰年(龍) → 運気アップ、富と繁栄
巳年(蛇) → 金運、商売運
午年(馬) → 財運、事業運、行動力、家庭愛
未年(羊) → 人脈を築く、信頼と支援
申年(猿) → 厄除け、安産、夫婦円満
酉年(鳥) → 招福
戌年(犬) → 災難除け、仕事運、金運、家族運
猪年(猪) → 招福、無病息災
【七福神】
・アジアンユニット 招福七福神めぐり
恵比寿神 → 商売繁盛
大黒天 → 開運招福
毘沙門天 → 勇気戦勝
弁財天 → 技芸福徳
寿老人 → 不老長寿
福禄寿 → 延命方除け
布袋尊 → 子宝度量
【お守り】
・お守り!厄除けと招福を象った縁起アイテム!
【鈴】
・鈴!邪を祓い、御霊を引く神聖アイテム!
【招き猫】
・招福 招き猫の由来って?
【フクロウ】
「福来郎」「不苦労」などの縁起のよい当て字で、「福が来る」「苦労がない」ことを願った縁起物のフクロウ。
夜行性で夜目が利くことからも「世間に明るい」などの意味でも活躍しています。
古来、世界各国で知恵の神や森の守り神、魔除けや幸運を呼ぶシンボルとして大切にされています。
金運を上げる風水の縁起物の代表格としても知られる幸運のシンボルです。
【タヌキ】
商売繁盛、開運、出世、招福、金運向上のご利益があるといわれる縁起物のタヌキ。
「他抜き」という語呂合わせから人より抜きん出るという願いが込められ、招き猫と同様至る所の店先でよく見かけますね。
縁起物タヌキは開店、開業、新築、引越しなどの際の招福の縁起物としての送り物や、目標成就にそのご利益を活用してください。
【カエル】
福招きや旅行安全の縁起物としてのカエル。
「福かえる」「無事帰る」など、「カエル」の言葉にかけて愛されるアイテムです。
また、「福を迎える」「幸せを迎える」「人を迎える」と言って贈り物にも良いとされています。
【カメ】
招福万年と長寿の縁起物としてのカメ。
鶴は千年、亀は万年の言葉にもあるように、長寿の願いが込められたご利益ものです。
【瓢箪】
三つで三拍(三瓢)子揃って縁起が良い、六つで無病(六瓢)息災、千金招福などといわれる縁起物としての瓢箪。
豊臣秀吉の千成瓢箪に代表されるように多くの武将の旗印や馬印などの意匠として用いられてきました。
【福助】
商売繁盛の縁起物として愛されている福助。
実際のモデルがいるとされ諸説あるが、いずれも頭が大きくて小柄でいかにも福を呼んでくれそうな大きな福耳をしています。
最初がおとなや老人の姿だったものが、明治の後半あたりから童顔化したのだとか。
福助が裃(かみしも)を着ているのは、お客さんを迎える正装であるところからきていますので、そうした場所に置くのが縁起良いとされています。
【お福】
福助の妻とされることもある、招福・感謝・御礼をあらわす縁起物のお福さん。
お福さんにも実際のモデルがいるとされ、ある棟梁が家を建てる際に柱の長さを一本だけ短くしてしまい困っていたところ、全部を短くすればよいとアドバイスをしたところから来ているのだとか。
機転が利き夫を助けて福を招くアイテムとされています。
【ビリケン】
福を招く縁起物として愛されているビリケン。
その尖った頭と吊り上がった目が特徴の子供の姿をしている像で「幸せをもたらす幸運の神」として縁起が良いとされています。
日本でも大阪の二代目通天閣にあるものが有名ですが、元々はアメリカ合衆国の芸術家フローレンス・プリッツ が制作した像が始まりだとか。
ビリケンの足を掻いてご利益を得ましょう。
【だるま】
赤いものは願掛けの代表格とされる縁起物のだるま。
赤以外では金色は金運と繁栄を象徴している縁起物とされています。
倒れても必ず起きる、起き上がり小法師と中国の禅宗の祖としてあがめられている達磨大使とが結びついて生まれました。
だるまの眉は鶴、ヒゲは亀を表すとされていますので、縁起物満載。
願いを込めてまず左目を描き入れて飾っておき、願いが叶ったら右目を入れて寺に奉納しましょう。
【打出の小槌】
打てばなんでも願いが叶うという縁起物の小槌。
七福神の大黒様が持っていたり、一寸法師で有名ですよね。
小槌を振り、様々な願いを叶え呼び込みましょう。
【熊手】
福をがっちり「かき込む」、財を「掃き込む」、運を「わしづかみ」するといった縁起物として飾られる熊手。
熊手のかたちは鷲が獲物を捕らえる足の形に似ていることから、「運をわしづかみにする」といわれています
幸運や金運を「かき集める」という意味を込めて、商売繁盛の縁起物として熊手を飾りましょう。
【仙台四郎】
商売繁盛の縁起物である仙台四郎。
明治時代に仙台に実在舌人物がモデルといわれています。
四郎が訪れる店は必ず繁盛するといわれていたそうですので、商売繁盛の縁起物として活用してみてください。