「グレート・ブックス」というのは、モーティマー・アドラーが主宰する古典研究活動への参加プロジェクトですが、人類の歴史に大きな影響を及ぼした本というものは、あなたが直面する重要な課題を解決するのに重要なヒントが散りばめられているものです。
コトラーも
「古典からは数学、経済学、工学などの知識を得ることはできない。
しかし、今日の学生の多くが起業やイノベーション、技術の興味はあっても優れた思想にあまり関心がないように見えるのは残念だ。
過去の偉大な思想を知ることは世の中を変える源泉になり、若者には必要な栄養素のはずだ。」
と言っているように、古典はあなたの知的好奇心をくすぐり、あなたの人生にとって大切な何かを与えてくれるもの。
ここでは、そんな大切な古典の数々を「グレート・ブックス」と称して紹介していきたい思います。
今回は紀元20世紀後半の古典を中心に、「グレート・ブックス」の第51弾です。
【グレート・ブックス(紀元20世紀後半)】
◆攻撃 ローレンツ 1963
◆ワクチノーシス―ワクチン病 コンプトン=バーネット 1963年
◆ある家族の会話 ギンズブルグ 1963
◆V. ピンチョン 1963
◆新しい女性の創造 フリーダン 1963
◆ドストエフスキーの詩学 バフチン 1963年
◆氷の城 ヴェースオース(ウェーソース) 1963年
◆チャップリン自伝 チャップリン 1964
◆文法理論の諸相 チョムスキー 1965
◆詩作品 ボルヘス 1965
◆マルコムX自伝 マルコム・X 1965
◆毛沢東語録 毛沢東 1966
◆言葉と物―人文科学の考古学 フーコー 1966年
◆恋と夏 トレヴァー 1966年
◆黒い雨 井伏鱒二 1966
◆成熟と喪失 江藤淳 1966年
◆沈黙 遠藤周作 1966
◆北へ遷りゆく時 サーレフ 1966年
◆冷血 カポーティ 1966
◆巨匠とマルガリータ ブルガーコフ 1966
◆魔術師 ファウルズ 1966
◆エクリ ラカン 1966年
◆精神分析の四つの基本概念 ラカン 1973年
◆モードの体系 バルト 1967
◆冗談 クンデラ 1967
◆火の鳥 手塚治虫 1967
◆百年の孤独 ガルシア・マルケス 1967年
◆コレラ時代の愛 ガルシア・マルケス 1985年
◆グラマトロジーについて デリダ 1967年
◆タテ社会の人間関係 中根千枝 1967
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