未来のスーパーフード!自然生まれで必須栄養素満点の抗酸化食品をご覧あれ!

ファーストフードに代表されるような、ただ空腹を満たすためだけのエンプティカロリー食品(ほとんど栄養素を含まずカロリーしかない)が多い現代社会の中で、これまではその不足した栄養素を、化学的に調合されたビタミンやミネラルサプリメントの摂取で補ってきました。
しかし近年では、植物に含まれる栄養素そのものを摂取することで、身体の健康を維持していくのに適しているスーパーフードという食品に注目が集まっています。

一般的には「抗酸化力」のある食品の総称とされているようですが、実は「抗酸化=スーパーフード」ではありません。
スーパーフードとは、ケミカルに作られたものではなく、自然生まれの食品であることが基本。
さらに、その中でも人間が体内で作ることができない栄養素「必須栄養素」を程よく含んでいることが必要です。

そもそもスーパーフードの定義によると、
・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること、低カロリーであること。
・ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること、単体で12種類以上の有効栄養成分を含む食品であること。
・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途を併せ持つこと、食品とメディカルハーブの両方の要素があること。
とあります。

ということで今回は、最近巷に溢れつつあるスーパーフードについてです。

【アサイー】
 ブラジル原産のヤシ科の植物で、高い抗酸化力を持ち、クセが少なく食べやすいことが特徴です。
 抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富で、鉄分、食物繊維、カルシウム、ビタミンEも多いです。
 数年前からアサイーボウルなどで有名ですし、最近ではパウダーのものやドリンクなどでも販売されていますよね。
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【カカオ】
 カカオは初代スーパーフードともいうべき存在で、ビタミンEとカカオポリフェノールが若さをキープできるといわれています。
 苦味成分のテオブロミンには、集中力を高める効果やリラックス効果があり、フェニルエチルアミンは高揚感をもたらします。
 最近では、ニブ(実)タイプのものが注目されてきていますよね。
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【ゴジベリー】
 ゴジベリーっていうと何?と思われるかもしれませんが、”くこの実”と聞けば、ああ、なる程と思われるのではないでしょうか?
 ドライフルーツとしてなら随分前から出回っていますし、和漢植物としても知られるスーパーフードですね。
 中国では「不老不死の実」といわれるだけあって、アンチエイジング効果が抜群です。
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【ヘンプ】
 ヘンプもまた何?と思われるかもしれませんが、これは日本でも雑穀のひとつとして、昔から食べられてきた”麻の実”のことです。
 中央アジア原産のアサ科の一年草で、現代人に不足しがちなαリノレン酸を多く含み、たんぱく質源にもなります。
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【マキベリー】
 ここ最近では、アサイー以上に抗酸化力を持つと言われ、徐々に注目を集めています。
 酸味が強いことが特長ですが、ペルーの山地で採れることから希少なスーパーフードとも呼ばれていますね。
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【カムカム】
 そもそもビタミンCは美白効果があることから、昔から馴染みのある栄養素ですよね。
 カムカムはその中でもするどい酸味があり、世界最大級といわれるビタミンCの含有量が特徴です。
 ストレスやお肌の曲がり角を感じている方にお奨めです。
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【マカ/レッドマカ】
 滋養強壮の効能としての認知しかされていないのかもしれませんが、実は血行を良くして冷え性や代謝の改善に効果があるものです。
 鉄分、カルシウムなど女性に不足しがちなミネラルを含んでおり、ねっとりとした甘味。
 特にレッドマカは、女性のホルモンバランスを整え、冷え性や生理不順にも効果的ですのでお奨めです。
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【スピリルナ/クロレラ】
 藻の一種でありながら、その成分の60~70%が、人体では合成されない必須アミノ酸をすべて含む良質なたんぱく質を含んでいることが特徴で、ベジタリアンやヴィーガンの人の栄養補給にも良いとされています。
 免疫力を高め抗酸化作用のあるカロテンや、ビタミンB群を多く含み、ミネラルも豊富で、食物繊維、不飽和脂肪酸など50種類以上の健康・栄養成分が含まれています。
 これ以外にも、ユーグレナ(ミドリムシ)などは、スーパーフードとして非常に注目を集めていますよね。
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【チアシード】
 メキシコ原産のシソ科の一年草、チアの種子で、ダイエット効果の代表格として、最近非常に注目を集めていますね。
 これに含まれている成分はこんにゃくにも含まれるグルコマンナンという食物繊維で、たんぱく質も豊富です。
 またオメガ3の含有率が高いことが特徴で、水分を含むと10倍くらいに膨らんでジェル状になるので、ダイエットにお勧めの食材です。
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【ココナッツオイル】
 以前にもオイルの整理※)の中で触れましたが、浸透が早く脂肪の燃焼を促進する効果があり、ダイエット効果があると話題のものです。
 熱帯地方に生育するヤシ科の植物で、天然のスポーツ飲料と呼ばれており、カリウムが豊富でめぐりをスムーズにする効果がありますね。
 また、母乳にも含まれるラウリン酸がたくさん含まれてるので、免疫力を高めてくれることが特徴です。
 ※)オイルのことについては、”流行りのオイルはオメガ3兄弟!亜麻仁油、エゴマ油、グリーンナッツオイル、ココナッツオイル! ”も参考にしてみてください。
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【ビーポーレン】
 蜂が集めた花の蜜と花粉を自らの酵素で丸めたもので、少量で元気をつけることができます。
 たんぱく質が豊富で、ビタミンやミネラル、酵素なども多く含む栄養食として注目されていますね。
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【ブロッコリースーパースプラウト】
 ブロッコリーの新芽で「デトックスの王様」とも呼ばれているスルフォラファンを多く含んでいます。
 このスルフォラファンが一番多くなるのが発芽から3日目で、それが「ブロッコリー スーパースプラウト」と呼ばれるものです。
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【アロエベラ】
 ネバネバ成分のムコ多糖類に、免疫機能アップや抗炎症作用などがあります。
 また、関節や軟骨を形成する成分と同じ性質をもち、細胞間の水分を保って肌に潤いを与えるようです。
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【キヌア】
 インカ文明を支えた穀物で、白米と比べ、カルシウムは6倍、鉄は5倍、食物繊維はなんと10倍にもなり「穀物の母」と言われています。
 また、必須アミノ酸のすべてをバランスよく含み、女性ホルモンと似た働きをするフェトエストロゲンを含んでいます。
 そのため、更年期障害や骨粗しょう症に対する改善効果、乳がんの予防、骨密度低下の抑制など、女性にとても優しい食品なんです。
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【ウコン】
 色素成分のクルクミンが肝臓の働きを良くするほか、抗うつ作用をもつことが明らかになっています。
 お酒を飲む方には以前から注目を集めていますが、最近では体調管理・維持のための食品として注目されていますね。
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【ソイレント】
 安くて調理に時間がかからないといった特徴があり、1日に必要な栄養分を簡単に取れるように開発されたパウダー状の食物です。
 これをスーパーフードとするのは、ちょっと??となるかもしれませんが、ひとまずこんなものもあるということで載せておきます。
 アメリカではソイラントと水だけをとって何ヶ月も生活する実験を成功させているようですが、ちょっと味気ないと感じるのは私だけでしょうか。

【ソバ】
 ポリフェノールの一種であるルチンが血管を丈夫にしたり、活性酸素を除去する効能があります。
 ルチンは脳の記憶細胞が死滅するのを防ぎ、ボケ防止にもいいとされていますので、日本では古来から好まれて食されている食品ですね。
 茹でるとルチンは流れ出てしまうので、ソバを食べた後にソバ湯を飲むというのは、非常に理に適っている訳です。

【味噌】
 大豆を発酵させているので、たんぱく質が吸収しやすい形になっています。
 味噌をはじめとした発酵食品は、世界でも長寿食としての研究が進められ、注目が高まっています。

【納豆】
 これも発酵食品のひとつですが、納豆菌はプロバイオティクスと呼ばれる腸内環境を整えてくれる善玉菌があることが特徴です。
 そのおかげで、お腹の中から元気でキレイになれますね。

【甘酒】
 米を発酵させているので、糖質が吸収しやすい形になっています。
 甘酒は江戸時代のエネルギー飲料で、砂糖代わりの甘味料としても使えます。

【緑茶】
 ポリフェノールの一種であるカテキンに、老化防止や血圧、血糖値の上昇を抑え、殺菌作用で口臭や虫歯を予防する効果があります。

 

後半は私達の生活の中で馴染みのあるものばかりですが、食生活が欧米化する中、古来からの日本人の食生活自体が非常に優れたスーパーフードに囲まれてきたことに改めて気付かされます。
どれを選ぶかは、それぞれの効能を見ながらご判断頂きたいのですが、加齢や体調不良から、自らの体で作り出すことができなくなってくる栄養素の補給という観点であったり、代謝が落ちて内臓への付加が高くなることを軽減させるということからも賢く使っていきたいものですね。
こうした食品も含めて、もっと食事本来の楽しみを増やす機会を増やし、食事の時間を疎かにするのではなく存分に楽しんで大事にしてください。

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