ニルヴァーナ (Nirvana) は、1987年に結成された、アメリカのロックバンド。
バンド名には、仏教用語の「涅槃の境地」という意味合いと「生け贄」という意味合いがある。
1990年ドラムにデイヴ・グロール（現：フー・ファイターズ）を迎え、翌年1991年に発表された2ndアルバム『ネヴァーマインド』は、当時、ハード・ロックを含む全てのサウンドが、MTVやラジオでのオン・エ アに適する中高音域を強調した軽いサウンド・プロダクションになっていたが、ニルヴァーナとプロデューサーのブッチ・ヴィグはこの『ネヴァーマインド』で そんなセオリーを全く無視し、パンキッシュなアティテュードを込めた歌詞と、確信犯的に中低音域を突っ込んだヘヴィ・サウンドを展開。
ファースト・シングルの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」はラジオとMTVで爆発的なオン・エアを稼ぎ、アルバムが全米で300万枚以上のセールス、アルバム・チャートの1位を獲得、全世界にグランジ・ムーヴメントを捲き起こした。
2011年現在、アルバムの全世界でのトータル・セールスは2,600万枚を超えている。
1993年に待望のサード・アルバム『イン・ユーテロ』を発表するが、1994年カリスマ的存在だったカート・コバーンの自殺によりバンドは解散を余儀なくされた。
アルバム「Nevermind」（1991年 全米１位、全英５位）
シングル「Smells Like Teen Spirit」（全米６位、全英７位）
シングル「Come as You Are」（全米３２位、全英９位）
アルバム「In Utero」（1993年 全米１位、全英１位）
シングル「Pennyroyal Tea」（全米１位、全英４位）
アルバム「MTV Unplugged in New York」（1994年 全米１位、全英１位）
シングル「About a Girl」（全米２２位）
アルバム「From the Muddy Banks of the Wishkah」（1996年 全米１位、全英４位）
