『80’s radio』 Paul McCartney vol.2

2015/8/6 音楽・芸術

ポール・マッカートニー（Sir James Paul McCartney）は、元ザ・ビートルズのメンバーにして、『ギネス世界記録』に「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家」として認定されているイギリスのミュージシャン。
20世紀が生んだ最高のメロディ・メイカーと称され、音楽界全体に多大な貢献をしている。

1980年、最新のシンセサイザーに可能性を見つけ、『マッカートニー II』を発表。
1982年、『タッグ・オブ・ウォー』を発表。
この作品に収められたスティーヴィ・ワンダーとのデュオ“エヴォニー＆アイボリー”が英米ともで首位を獲得、その緻密なサウンドとポールのメロディが織りなす音世界は、新しいマッカートニー・ブランドを確立し、各方面から絶賛される。
1983年には『タッグ・オブ・ウォー』の兄弟アルバム『パイプス・オブ・ピース』を発表、マイケル・ジャクソンとの共演となる“ガール・イズ・マイン”（マイケルのスリラーに収録。全英8位／全米2位）、“セイ・セイ・セイ”（全英2位／全米1位）がヒットを記録。
1984年にはポール自身が監督・脚本・主演を果たした映画『ヤァ！　ブロード・ストリート』のサウンドトラックを発表。
その後、1972年の「007／死ぬのは奴らだ」以来、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンと組み、「ウィ・オール・スタンド・トゥゲザー」をレコーディング。
1987年には『オール・ザ・ベスト』で1970年からのソロ活動を総括した。
1989年にはビートルズ時代の愛器、ヘフナー・ベースを復活させ、エルヴィス・コステロをゲストに迎えた『フラワーズ・イン・ザ・ダート』を発表。
1991年にはMTVの『アンプラグド』に出演し、アコースティック・ライヴを披露（『公式海賊盤』収録）。
1993年にはツアー・バンドとともにレコーディングした『オフ・ザ・グラウンド』を発表、ファイアーマン名義で『ストロベリーズ・オーシャンズ・シップス・フォレスト』も発表し、アンビエント・ミュージックにも挑戦した。
1997年『フレイミング・パイ』を発表。アコースティックな雰囲気と、リンゴ・スターも参加したことでビートルズ色の強いアルバムと位置づけられた。
1999年には、リンダとともに考えていた企画であるロックンロール・カヴァー・アルバム『ラン・デヴィル・ラン』を実現させた。
2001年、ビートルズのデビュー・アルバムで用いたライヴの一発録りレコーディングを踏襲し、『ドライヴィング・レイン』発表。
9.11のテロ事件後のアメリカを元気づけようと「コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」を主催した。

アルバム「McCartney II」（1980年　全英１位、全米３位）

シングル「Coming Up」（全英２位、全米１位）

アルバム「Tug of War」（1982年　全英１位、全米１位）

シングル「Ebony and Ivory (with Stevie Wonder)」（全英１位、全米１位）

シングル「The Girl Is Mine (with Michael Jackson)」（全英８位、全米２位）

アルバム「Pipes of Peace」（1983年　全英４位、全米１５位）

シングル「Say Say Say (with Michael Jackson)」（全英２位、全米１位）

シングル「Pipes of Peace」（全英１位、全米２３位）

アルバム「Give My Regards to Broad Street」（1984年　全英１位、全米２１位）

シングル「No More Lonely Nights」（全英２位、全米６位）

シングル「We All Stand Together (with The Frog Chorus)」（全英３位）

アルバム「All the Best!」（1987年　全英２位、全米６２位）

アルバム「Flowers in the Dirt」（1989年　全英１位、全米２１位）

シングル「Ferry Cross the Mersey (with The Christians, Holly Johnson, Gerry Marsden & Stock Aitken Waterman)」（全英１位）