デヴィッド・ボウイ(David Bowie)は、イギリスのミュージシャン。
1971年のアルバム『ハンキー・ドリー』で歌詞に哲学・美学の要素が多分に含まれる路線は更に深まり、サウンドにも哲学・美学の要素が浸透し、ボウイはカウンターカルチャーの旗手としての地位を確立することになった。
1972年、コンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト』をリリース。コンセプトに基づいて架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を名乗り、世界を股に掛けた1年半もの長いツアーを組みながら、アメリカツアーの最中に録音された『アラジン・セイン』もこの世界観を踏襲する。
しかし、1973年7月3日のイギリスでの最終公演を最後に、ボウイはこの架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を永遠に葬ると共に、ボウイはグラム・ロックの代表的ミュージシャンとしての地位を確立することになった。
1974年、ジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』をモチーフにし「カット・アップ」の手法を導入したコンセプト・アルバム『ダイアモンド・ドッグス』を発表。
1976年、コンセプト・アルバム『ステイション・トゥ・ステイション』では、再び架空のキャラクター「シン・ホワイト・デューク」(痩せた青白き公爵)を名乗る。
その後、ベルリンに移住し、1977年から1979年にかけてブライアン・イーノとのコラボレーションでのちに「ベルリン三部作」と呼ばれるアルバム『ロウ』、『英雄夢語り』、『ロジャー』を製作。
これらは、ロンドンパンク/ニューウェーブ全盛期の中で、あえてプロトパンク/オールド・ウェーブを前面に出した作品となる。
アルバム「Hunky Dory」(1971年 全英3位)
シングル「Life on Mars?」(全英3位)
アルバム「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」(1972年 全英5位、全米75位)
シングル「Starman」(全英10位)
アルバム「Aladdin Sane」(1973年 全英1位、全米17位)
シングル「The Jean Genie」(全英2位)
シングル「Drive-In Saturday」(全英3位)
アルバム「Pin Ups」(1973年 全英1位、全米23位)
シングル「Sorrow」(全英3位)
アルバム「Diamond Dogs」(1974年 全英1位、全米5位)
シングル「Rebel Rebel」(全英5位、全米64位)
シングル「Knock on Wood」(全英10位)
アルバム「Young Americans」(1975年 全英2位、全米9位)
シングル「Young Americans」(全英18位、全米28位)
シングル「Fame」(全英17位、全米1位)
アルバム「Station to Station」(1976年 全英5位、全米3位)
シングル「Golden Years」(全英8位、全米10位)
アルバム「Low」(1977年 全英2位、全米11位)
シングル「Sound and Vision」(全英3位、全米69位)
アルバム「Heroes」(1977年 全英3位、全米35位)
シングル「Heroes」(全英24位)
アルバム「Lodger」(1979年 全英4位、全米20位)
シングル「Boys Keep Swinging」(全英7位)
シングル「John, I’m Only Dancing (Again)」(全英12位)