私達の日常を取り巻く文字の中で、普段あまり使われることがなくなってきた漢字も数多あります。
しかし、こうした漢字の中には非常に美しいものや、はっと気づかされる意外なものがあります。
手書きで文字を書く習慣もますます少なくなってきていますが、普段使用頻度の低い漢字を顧みることで、新たな再発見をして欲しい。
そんな思いで、何回かに渡って美しい漢字を整理してみたいと思います。
ふとした折にこれらの漢字を使って、センスの良さをアピールしてみる、なんてのもいかがですか。
今回は、前回、前々回に引き続き食にこだわってみたいと思います。
【鮎魚女・愛魚女・相嘗】（あいなめ）
・カサゴ目に分類され、ひれの棘条が発達せず、背びれが1つに繋がっており、鱗が細かいことなどが特徴。
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【飯匙】（いいがい）
・飯を盛るためのしゃもじ。
【玉筋魚】（いかなご）
・スズキ目 ワニギス亜目イカナゴ科の魚類。
【鶏魚】（いさき）
・スズキ目イサキ科に属する海水魚の一種。
【海胆】（うに）
・ウニ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。殻は半球形・円錐形・円盤形などで、表面は栗のいが状のとげに覆われ、とげの間から細い糸状の管足を出して運動する。
【虎魚】（おこぜ）
・ニオコゼ・ハオコゼなどの、毒棘を持つカサゴ目魚類の略称。 味は上品な高級魚。
【御櫃】（おひつ）
・炊いた飯を釜から移し入れておく木製の器。めしびつ。おはち。
【竃】（かまど）
・鍋や釜をかけ，下から火をたいて煮たきする設備。
【杵】（きね）
・物，木の実および芋類を脱穀，製粉するため，あるいはすりつぶすために臼 (搗・竪臼) と対で使われる道具。
【急須】（きゅうす）
・茶を注ぐ際に使用される道具。
【海月】（くらげ）
・刺胞動物門に属する動物のうち、淡水または海水中に生息し浮遊生活をする種の総称。
【厨】（くりや）
・台所や調理場。
【笥】（け）
・ 飯などを盛る器。
【海鼠腸】（このわた）
・ナマコの腸（はらわた）の塩辛。
【焜炉】（こんろ）
・接的な食品支持部を有しないもので電気・気体燃料・液体燃料を熱源とする調理用加熱器。
【菜箸】（さいばし）
・料理の調理や盛り付け及び食事の取り分け用に使われる調理器具で箸の1種。
【鼈】（すっぽん）
・爬虫綱カメ目スッポン科キョクトウスッポン属に分類されるカメ。
【栄螺・拳螺】（さざえ）
・腹足綱古腹足目サザエ科に分類される巻貝の一種。
【匙】（さじ）
・飯などをすくうもの。しゃくし。さじ。
【細魚】（さより）
・ダツ目・サヨリ科の海産魚。沿岸の海面近くに生息する細長い魚で、食用魚でもある。
【笊】（ざる）
・割って薄く削った竹を編んで作った，浅くくぼんだ入れ物。台所用品として，野菜や米穀を洗ったり水気を切ったりするのに用いる。
【蜆】（しじみ）
・二枚貝綱異歯亜綱シジミ科に分類される二枚貝の総称。
【蝦蛄】（しゃこ）
・甲殻類 軟甲綱 トゲエビ亜綱 口脚目（シャコ目）シャコ科に属する節足動物の1種。
【擂粉木】（すりこぎ）
・食すり鉢で物をすりつぶすのに用いる棒。
【蒸籠】（せいろ）
・竹や木を編んで作られた蒸し料理用の調理器具。
【卓袱台】（ちゃぶだい）
・日本で用いられる四本脚の食事用座卓。
【海鼠】（なまこ）
・ナマコ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。すべて海産。
【沙魚・鯊・蝦虎魚】（はぜ）
・スズキ目ハゼ亜目の魚の総称。天ぷらなどにして食す。
【鰰・鱩・雷魚・燭魚】（はたはた）
・スズキ目ワニギス亜目ハタハタ科に属する魚。別名カミナリウオ、シロハタ。 煮魚や焼き魚に調理される。
【箆】（へら）
・薄く扁平になった道具の総称。
【包丁・庖丁】（ほうちょう）
・食材を切断または加工するための刃物で、調理器具の一種。
【焙烙】（ほうろく）
・素焼きの土鍋の一種。
【海鞘】（ほや）
・ホヤ綱 に属する海産動物の総称。 酒肴として刺身や塩辛で食す。
【俎】（まないた）
・調理で食材を切る際に台として用いる板。
【海松貝】（みるがい）
・二枚貝綱バカガイ科の1種。ミルガイ（海松貝）、あるいはミルクイガイ（海松食貝）とも呼ばれる。
【水雲】（もずく）
・褐藻綱ナガマツモ目モズク科の海藻。
【薬缶・薬罐・薬鑵】（やかん）
・湯沸かしに用いられる、主に土瓶形の道具
【行平鍋】（ゆきひらなべ）
・厚手の、陶製の深い土鍋。取っ手・注口(つぎくち)・ふたが付いており、かゆを煮るのに用いる。
【公魚】（わかさぎ）
・キュウリウオ科の淡水魚。食用魚としての需要も高い。
【若布】（わかめ）
・コンブ科の褐藻。外海の浅い所に生える。
