2015年6月20日公開予定の『マッドマックス』シリーズ４作目にして最新作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Mad Max: Fury Road）！
元々は、低予算のオーストラリア映画だった『マッドマックス』（Mad Max）ですが、1979年に公開されるとメル・ギブソンを一躍スターダムにのし上げ、監督のジョージ・ミラーにとっても出世作となった作品ですね。
シリーズの設定はいずれも荒廃した近未来！
『マッドマックス』（Mad Max）
巷では暴走族による凶悪事件が多発していた。
暴走族で警官殺しの凶悪犯ナイトライダーは、暴走族専門の特殊警察「M.F.P.（Main Force Patrol）」から、追跡用に改造されたパトカー「インターセプター」を奪って逃走。
「M.F.P.」に所属する警官マックス・ロカタンスキーはこれを発見し追いつめるが、恐怖を感じたナイトライダーは運転操作を誤って死亡する。
これによりマックスは、ナイトライダーの復讐を企むトーカッター率いる暴走族から命を狙われる身となる。
僚友のジム・グースが彼らに焼き殺されたことにショックを受けたマックスは辞表を提出するが、上司の提案で休暇をとり家族と共に旅行へ出発。
しかし途上でトーカッター一味と遭遇し、逃走の果てに妻子は殺害される。
全てを失ったマックスは、スーパーチャージャーを搭載し600馬力にまでチューンナップされた漆黒の特殊追跡車「V8インターセプター（ブラック・パーシュート・スペシャル）」をMFP本部から無断で持ち出す。
マックスは、トーカッター一味への非情な復讐を始めるのだった。
『マッドマックス2』（Mad Max2：The Road Warrior）
「パニックの時代… 破れた夢… 荒野… だが、特に忘れられないのは― マックスという強い男だ」
前作の直後に二大国間で勃発した世界大戦により文明は崩壊。
戦争に伴う中東地域の油田破壊によって枯渇した石油を巡り、凶悪な暴走族が日夜争奪戦を繰り広げている。
主人公マックスは、改造を施した愛車V8ブラック・インターセプターに乗り、相棒である犬（オーストラリアン・キャトル・ドッグ）と共に、暴走族を倒しては石油を奪い、荒野をあてもなく旅していた。
放浪の中で出会ったジャイロ・キャプテンと名乗る男を連れたマックスは、付近を縄張りとする暴走族にたびたび襲撃されている石油精製所を発見する。
精製所のリーダーであるパッパガーロは、ガソリンと引き換えに、石油を運び出すためのトレーラー探しをマックスに依頼。
首尾良くこれに成功し製油所を後にするマックスだが、途中で暴走族に襲われ、重傷を負った上にインターセプターと愛犬を失う。
駆けつけたジャイロ・キャプテンに救出され精製所で手当てを受けたマックスは、彼らが目指す「太陽の楽園」への脱出行の手助けを決意。
暴走族との激しいチェイスが始まった。
『マッドマックス/サンダードーム』（Mad Max Beyond Thunderdome）
核戦争を経験した荒野をさすらうマックスは、航空機を操る謎の親子連れに乗り物や装備を奪われる。
徒歩でたどり着いた“バータータウン”は、物々交換で成り立つ街だった。
街の支配者であるアウンティに腕前を買われたマックスは、自分の持ち物を取り戻すべく、全ての問題を解決するために設けられたステージ“サンダードーム”にて、街の裏の支配者であるマスター・ブラスターと戦うことになる。
こうした終末的な世界で繰り広げられる壮絶なサバイバル・バトルを描い『マッドマックス』シリーズですが、３０年の時を経て新たに主人公マックスを演じるのは『ダークナイト ライジング』で悪役ベインを演じたトム･ハーディ！
最新作の物語は、荒廃した世界の秩序を回復することが出来るかもしれない鍵を握るマックスとインペラトル・フリオサの2人の反乱者を中心に展開していきます。
この女リーダー・フリオサ役を演じるのは、シャーリーズ・セロン。
しかも、役柄は異なりますが、混乱した世界を支配する組織の司令官であるイモータン・ジョーは、第一作で悪役トーカッターを演じたヒュー・キース・バーン。
デヴィッド・フィンチャーも、ジェームス・キャメロンも、ギレルモ・デル・トロも、最も影響を受けた映画の1本と語る『マッドマックス』シリーズ。
1980年代のポップカルチャーに大きな影響を与え、日本でも人気マンガ『北斗の拳』が多大な影響を受けたと言われている『マッドマックス』。
実際、４作目の実現までに実に１０年以上もの年月を要していることもあり、期待と不安は入り混じりますが、過去の作品を超えて、更なるシリーズ化が進んでいってくれることを期待しましょう！！
